2015.02.16
第4回MEDTECイノベーション大賞、第1次審査結果発表!
医療機器の製造・設計において優れた成果を上げた日本企業を表彰する第4回「MEDTECイノベーション大賞」の第一次審査結果が明らかになった。
多数の応募企業の中から、厳正な審査の結果、以下の5社の医療機器が第一次審査を通過した。
今回ノミネートされた企業の多くは、もともと医療機器メーカーではなかったものの、それぞれ固有の技術を医療用途に応用させ、見事に医療機器分野で成功をおさめているケースが目立った。
第二次審査は、MEDTEC JAPAN 2015開催初日(4月22日水曜日)に、MEDTEC会場で一次審査を通過した各企業が約10分間のプレゼンテーションをおこない、8分の質疑応答の後、その場で審査員が審査を行い、午後4時頃に結果発表・表彰式を行う予定となっている。
—第一次審査を通過した企業と応募製品及び技術—
株式会社アニモ「ZooZii(いびきチェックソフトウェア) 睡眠時無呼吸症候群スクリーニング
スマートヘルスの分野で、健康者と要治療対象者の間をつなぐ、医療上健康管理上意味がある取り組みとして評価された。
株式会社アムテック「頸椎椎弓形成術に用いるインプラントLaminoplasty Basket
必ずしも日本人の体型骨格に適していない輸入品が不自由しながら使用されることも多い中で、日本人に適した機器を開発し、治験を必要とする改良医療機器という高度な目標を達成し実用化させた点が評価された。
株式会社スリープウェル「スリープスコープ」を利用した睡眠評価システム」
大学発のシーズを、その発明者ではない医療機器への新規参入者がベンチャーを起こして実用化にこぎ着けた貴重な成功例として評価された。
大衛株式会社 「エンドエプロン/ENDO APRON」
医療現場の切実なニーズであり、医療従事者の作業効率化を達成するテーマを、開発経験の豊富でない企業と大学の共同で実現させた産学連携の好例として評価された。
MEDTEC Japanでは、MEDTEC大賞の表彰を通じて、医療機器の製造・設計に取り組む企業を賞賛し後押しする世論を喚起し、企業経営者の皆様にこの分野に取り組むことは賞賛されるべき企業活動であると認識していただける輿論の形成に向けて、医療に関わるすべての関係者に呼びかける「日本の技術を、いのちのために。」運動を支援しております。受賞企業に関する情報は、弊社の編集部門『MEDTEC医療機器』や英文姉妹誌medtechinsider だけでなく、日本の技術をいのちのために委員会からも、健康な生活者、患者と家族、医師と医療研究者、企業、マスコミ、行政、議員他様々な人々に向けて、新聞広告、インターネットの活用、シンポジウム、陳情等様々な方法で広く伝えられます。 MEDTEC大賞の設立・運営にあたっては、日本医療機器産業連合会(JFMDA)の後援を頂いています。
主催:UBM Canon Japan合同会社 後援:日本医療機器産業連合会 協賛:日本の技術をいのちのために委員会/日本医工ものつくりコモンズ